自分の敵を愛しなさい (西田博之)

2019年4月21日主日礼拝

聖書箇所 マタイ5:43-48 「自分の敵を愛しなさい」

イエス・キリストは「自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。」と言われました。自分の敵、迫害する者は誰でしょうか。マタイ10:34-39にイエス・キリストが来られた目的は、地に平和でなく剣をもたらすためと書かれています。36節には家族がその人に敵となる。とはっきり書かれています。

聖書はクリスチャンのみに与えられました。ノンクリスチャンには与えられていません。家族には、肉的な家族のほかに霊的家族(律法の中に留まっているにクリスチャン)が含まれるのです。

パウロはクリスチャンを迫害し、ステパノを殺しましたが、イエス・キリストを知って、イエス・キリストを宣べ伝える者、イエス・キリストという道を歩むに変えられました。そして迫害する者を「兄弟たち」、「私の同胞、肉による同国人」と呼び敵を愛して殺されました。

またイエス・キリストの弟子として3年半を過ごしたペテロは、十字架につけられるイエスの前で弟子であることを三度否定しイエスを呪いました。その時はまだイエス・キリストが言われたことが隠されていたため、わかりませんでしたが、蘇られたイエス・キリストによってようやく言われたことが分かったのです。そしてイエス・キリストを宣べ伝える者に変えられて殺されました。

そのようにして、やがてイエス・キリストは異邦人の私たちにも宣べ伝えられたのです。私たちをイエス・キリストが友としてくださり、同じ聖霊様によって、聖書が分かるようにしてくださいました。しかし、分かる前はイエス・キリストを敵とするものでした。聖霊様の助けにより分かった者だけがイエス・キリストという唯一の道を歩むのです。人の力では決して歩むことは出来ません。

マタイ5:44-45でイエスは「自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。それでこそ天の父のこどもになれる」と言われます。なぜ敵対せずに逆に愛せよと言われるのでしょうか。それは、イエス・キリストの恵みを先に知ったからです。イエス・キリストが敵であった私をまず愛し、友としてくださったことが分かったからです。私たちを迫害する者が次に救われる対象かもしれないのです。敵対することができないようになってしまったのです。イエス・キリストは私たちを迫害する者のために祈る者、宣べ伝えて殺される者に徐々に変えてくださるのです。

聖書箇所:へブル10:1-5、マタイ11:28、マタイ16:17、第一ヨハネ4:13、マタイ5:21、マタイ5:33、マタイ5:43-44、ガラテヤ3:23-25、マタイ10:34-39、マタイ10:1-8、第一列王記19:13-18、マタイ10:16-18、ルカ22:31-34、創世記37:3-5、マタイ16:24、マタイ5:26、マタイ5:22-25、マタイ16:24-25、第一ヨハネ4:19-20、マタイ5:43-45、へブル2:11、ローマ5:8-10、ローマ8:33-34、マタイ25:31-46、第一コリント10:23-24、ヨハネ14:25-26、マタイ26:74、使徒の働き23:6、ローマ10:1、第一テサロニケ2:14、ローマ9:1-3、ルカ4:18-19、第一コリント15:53-54、ヨハネ1:4、マタイ5:43-45、第二コリント6:14-16


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