しもべと友 (西田博之)

2019年４月14日主日礼拝

聖書箇所 ヨハネ15：12-17 「しもべと友」

イエス・キリストの友としてくださると、私たちに身分の変化が起こります。地の人から天の人へと変えてくださるのです。地の人は天の人からを受け、天の人は地の人に与えるのです。

ガラテヤ4：１9に生みの苦しみと書かれているように、この変化には苦しみが伴います。

このことを聖書の男と女にあてはめると、男（天の人、種を持つもの）女（地の人、種を受けるもの）になります。また種をまく人のたとえにあてはめると、みことばの種をまく人（男、イエス・キリスト）種を受ける畑（女、私たち）になります。

イエス・キリストの友とされた地の人（女）は、天の人（男）に徐々に変えられます。そして天の人（男）に変えられた人は、別の地の人（女）の友となるのです。聖書ではこのことを救いといいます。

イエス・キリストはご自分の国である地にどのような姿で来られたのでしょうか。イザヤ53：2にあるように、見とれるような姿も輝きも慕うようなみばえもない姿として来られたのです。ご自身の国に来られたのに、誰もイエス・キリストを知らなかったのです。そのような本来死ぬべき私たちの代わりに十字架にかかって死んでくださり友としてくださいました。

友とされた私たちは、イエス・キリストの血と肉を日用の糧として食べ続けることによって、イエス・キリストと関わりを持ち続けることができるのです。そして私たちの中に住み続けてくださるのです。

しもべと友の違いは、ヨハネ15：15に書かれているように、しもべは神様のなさることを知りません。しかし、イエス・キリスト・キリストが友としてくださった私たちには、イエス・キリスト・キリストが父から聞いたことをみな教えてくださるから、知ることができるのです。

聖書箇所 第一テモテ2:15、第一ペテロ2:9-10、 ガラテヤ4:19、イザヤ53:2、マタイ10:16-18、ガラテヤ2:20、ヨハネ20:20-23、第一コリント4:1-2、ヨハネ15:15、第一ヨハネ4:18

西田博之